なぜカンボジアなのか?
1. ドル化経済
2. 海外送金規制がほとんど存在しない
3. 外資100%での会社設立・事業運営が可能
+ 東南アジア共通メリット(経済成長率の高さ、安価な人件費、治安の良さ、親日的)
東南アジア唯一の米ドル建経済国として、企業および投資家は為替リスクを抑えることができ、低利の資金調達が可能なため、進出・投資共に行い易い環境が整っています。一方、このドル化経済を現地通貨へ置き換えるには課題も多い為、今後も当面は続くとされています。 また、シンガポール同様に外資規制が緩く、一部の例外業種を除いて外資100%出資による法人設立が可能である上、日本を含めて海外送金が容易です。加えて、7%以上の経済成長率が続いており、低賃金で政情が安定している点が評価され、近年はイオンモールをはじめ、日系企業の進出が相次いでいます。
進出メリットの比較
国 | 業種規制 | 送金規制 | 通貨 | 進出メリット | 進出リスク |
---|---|---|---|---|---|
シンガポール | ◎ | 〇 | 現地通貨 | 効率性 | 運営コスト |
カンボジア | ◎ | ◎ | 米ドル | 低賃金・政情安定 | インフラ |
タイ | 〇 | △ | 現地通貨 | インフラ | 政情不安 |
ベトナム | △ | △ | 現地通貨 | 低賃金 | インフラ |
マレーシア | △ | △ | 現地通貨 | インフラ | 非効率 |
インドネシア | ✕ | △ | 現地通貨 | 低賃金 | 法制度不透明 |
フィリピン | ✕ | △ | 現地通貨 | 低賃金 | 安全性 |
ラオス | △ | ✕ | 現地通貨 | 低賃金 | インフラ |
ミャンマー | ✕ | ✕ | 現地通貨 | 低賃金 | インフラ・政情不安 |
経済成長率データ
内戦が終了した1993年以降の平均経済成長率は、7.73%となっている。また、近年4年間(2010-2013年)の平均は、7.00%。
世界銀行(The World Bank)「経済成長率」
http://data.worldbank.org/indicator/NY.GDP.MKTP.KD.ZG?cid=GPD_30